輸入車の国別の特徴について

国ごとに違う輸入車の特徴

日本国内にもさまざまな輸入車が入ってきており、専門のディーラーなどで取引されています。輸入車ひと口に言っても生産国によって特徴が異なり、デザイン性や基本性能にも特色がありますので、輸入車を購入する際にはまずそれぞれの国の輸入車の特徴を理解し、好みに合うものを見きわめる必要があります。輸入車を専門に集めているコレクターのなかには、この国の輸入車しか乗らない、と決めている上級者もいるほどです。

アメリカの輸入車

自動車王として名高いヘンリー・フォードを生み出したアメリカは、フォードのほかに、GM、クライスラーという自動車メーカーのBIG3を擁する大国でもあります。

アメリカの輸入車の大きな特徴は、車体が大きく、迫力があることです。日本ではなかなかお目にかかれない全長5000mmクラスの高級車もめずらしくはなく、実際に乗らなくても見ているだけでアメリカらしい勇壮さ、ダイナミックさを感じさせてくれます。もちろん、走行性能も抜群で、全長5000mmのボディながらもなめらかなハンドリングと安定走行を実現しています。

ドイツの輸入車

高級車としてイメージしやすいのは、ドイツではないでしょうか。日本でも有名なドイツ御三家(アウディ、BMW、メルセデスベンツ)は日本でも特に人気が高く、ドイツならではの高級感と信頼性で世界的にも高く評価されています。日本でもよく知られているフォルクスワーゲンは大衆車として開発されましたが、現在はハイブランドな高級車として広く認識されるようになりました。ドイツの輸入車のもうひとつの特徴は、安定したブレーキ性能です。特に、SUVの代表とも言われるカイエンやマカンはブレーキの評価がひときわ高く、なめらかなアクセルとともに安定した走りを支えています。

イタリアの輸入車

イタリアでは、アルファロメオ、フェラーリ、ランボルギーニといった輸入車が有名です。これらの高級車はデザイン性に特にすぐれ、走行性能とともに「目で見ても楽しめる高級車」として日本の車好きからも愛されています。

フランスの輸入車

フランスの輸入車は大きく、シトロエンなどのブランドがあるグループPSAと、日本でも度々ニュースとなるルノーに分けられます。フランスの高級車は俗に「猫足」とよばれるほどなめらかな走りを実現しており、走行性能で比較すればドイツやアメリカなどにも引けを取らないほどのクオリティをキープしていると評価されています。

まとめ

国別の輸入車の特徴について見てきました。日本では輸入車と言えばカッコいいけどコストがかかる、という風に見られてきましたが、最近では輸入車のイメージも変わり、コンパクトで燃費の良い輸入車も増えつつあります。